DAZN ファクトシート vol.6 2022 年におけるユーザー視聴動向及び施策の振り返り
スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、2022年のビジネスアップデートをはじめ、視聴動向や配信コンテンツをDAZNファクトシート vol.6としてまとめましたのでお知らせいたします。
【ファクトシート vol.6 トピック】
- 1スポーツ・デスティネーション・プラットフォームへ向けたDAZN Globalの成長
- 視聴デバイスの割合でテレビ(コネクテッドTV)が5割以上に!DAZN ローンチ当初から注力してきたテレビの大画面でスポーツを楽しんでいただける視聴スタイルが浸透。テレビを通して大勢でのスポーツ視聴も可能になっただけでなく様々なデバイスでスポーツを「いつでもどこでも」気軽に楽しめる視聴文化が定着
- 2022年視聴ランキングでは、「AFCアジア予選-Road to Qatar-」のオーストラリア vs 日本が歴代最高の視聴数を獲得!パシフィック・リーグ 千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ戦がプロ野球初のTop10入り!カテゴリをまたぐ視聴が顕著に
- プレミアムな視聴環境提供へ継続的な機能改善を実施
- スポーツエコシステムの構築ならびに新しいスポーツの楽しみ方を提案する多角的な事業を展開。スポーツ特化型NFT(Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン/非代替性トークン))のマーケットプレイス『DAZN MOMENTS』(ダゾーン モーメンツ)のサービスローンチ、「ドコモスポーツくじ」の協力企業に
- 独自の広告ソリューションを確立させ、売り上げが前年同期比38%増の成長を達成
- スポーツファンのエンゲージメント向上を図るためにスポーツファンとともに楽しむリアルイベントを3年ぶりに開催
- 女子スポーツの認知及び地位向上を推進。「UEFA女子チャンピオンズリーグ」の2021-2022シーズンの視聴数はDAZN並びにDAZN UEFA女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルでシーズンを通して6,400万以上を記録
<No.1 スポーツ・デスティネーション・プラットフォームとして>
2016年のサービスローンチより6年が経ち、サービス提供の範囲も当初4カ国だったものが主要マーケットであるドイツ、イタリア、スペイン、日本を含む225以上の国と地域まで拡大しました。2022年の配信コンテンツ数はグローバルで約46,000、その内日本での配信数は約11,500となりました。グローバルでの総ストリーミング時間は約12億時間にまでのぼり、その内2.2億時間以上は日本でのストリーミング時間となっております。また、グローバルでのユニークユーザー数は前年同期比64%と大幅に増加しました。さらには、日本、ドイツ、イタリア、スペインではOTTサービス市場をリードする規模となっております。これは、スポーツファンの一日がDAZNから始まり、DAZNで終わるNo.1スポーツ・デスティネーション・プラットフォームを目指すDAZNの成長をファンの皆様に支えていただいている結果だと考えます。
※データは2022年12月時点、当社調べ
<DAZN Globalの成長>
DAZNでは2016年のローンチから、DAZN Japanはもちろんのこと、グループ全体で様々な施策を実施し、サービスの充実に取り組んできました。2022年はDAZN Groupのチーフ・エグゼクティブ・オフィサーであるシャイ・セゲブのリーダーシップのもと、ファンの皆様に新しいスポーツの楽しみ方を提供するため、新規事業に力を入れてきました。コンテンツにおいては、ELEVEN Group のグローバル・スポーツ・メディア事業 『Eleven Sports』との融合を通じて魅力的なコンテンツの拡充および配信地域を拡大。さらに、スポーツのすべてを楽しんでいただけるNo. 1スポーツ・デスティネーション・プラットフォームへの跳躍のため、無料ストリーミングチャンネルの『DAZN FAST』(ドイツ、オーストリア)、スポーツベッティングサービスの『DAZN BET』(UK、イタリア、スペイン)、スポーツマーチャンダイジングサービスの『DAZN STORE』(ドイツ、オーストリア)のローンチなど、発展をし続けています。DAZNのコアであるOTTサービスの基盤をより強固なものとし、皆様が多角的にスポーツを楽しめる新しい市場を作り出すために、より施策を推進していきます。
<デバイス視聴割合と年間視聴数>
■OTTスポーツコンテンツも大画面で楽しむ時代へ 視聴デバイスの5割以上がテレビに!
DAZNはローンチ当初からスポーツファンの皆様にプレミアムなスポーツ視聴環境を提供するため、対応デバイスの拡大に力を入れてまいりました。その結果、市場にあるデバイスの約9割以上に対応する環境を提供できるようになりました。その中でデバイス別視聴の割合を見ていくと、テレビ(コネクテッドTV)での視聴が全体の5割を超えてトップとなっています。DAZNでは迫力あるスポーツシーンを大画面で楽しむための施策をローンチ当初より注力してまいりました。いまや多くのユーザーにスポーツストリーミングサービスを家族や友人と一緒に大画面で楽しむという視聴文化を定着させることができたと考えています。
*データは2022年12月時点、当社調べ
*DAZN Japanの視聴時間シェア
<視聴コンテンツに関するトピックス>
■サッカー日本代表戦が歴代1位の視聴数を獲得
2022 年は、「AFCアジア予選 -Road to Qatar-」のオーストラリア vs 日本戦が年間トップのライブ視聴数を記録、合わせて総合視聴数においても歴代1位となりました。2位には明治安田生命J1リーグの開幕戦となった川崎フロンターレ vs FC東京の一戦が入りました。こちらの視聴数は2021年に過去の明治安田生命Jリーグの歴代視聴数でトップとなった川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノスの数字を1.5倍近く上回る記録となりました。
欧州サッカーでは、「FIFA ワールドカップ2022 カタール」でアルゼンチン代表を優勝に導いたリオネル・メッシ選手、同大会で得点王に輝いたキリアン・エムバペ選手らが所属する「リーグ・アン」パリ・サンジェルマン戦、日本代表の南野拓実選手所属のモナコ戦が安定した視聴数を獲得しました。「UEFAネーションズリーグ」、「カラバオカップ」、「EFLチャンピオンシップ」も安定した視聴数を得ています。これは、2021年8月にAFCと2028年までの長期契約を締結したことで、明治安田生命Jリーグ、日本人選手が多く活躍する欧州リーグに、代表戦と、サッカーの全カテゴリを網羅したことが反映された結果と考えられます。
・ 2022年 DAZN Japan ライブコンテンツ視聴ランキングトップ10
No. | 配信日 | コンテンツ名 | 大会名 |
1 | 2022 年 3 月 24 日 | オーストラリア vs 日本 | AFCアジア予選 –Road to Qatar- |
2 | 2022 年 2 月 18 日 | 川崎フロンターレ vs FC東京 | 明治安田生命J1リーグ |
3 | 2022 年 3 月 29 日 | 日本 vs ベトナム | AFCアジア予選 –Road to Qatar- |
4 | 2022 年 2 月 1 日 | 日本 vs サウジアラビア | AFCアジア予選 –Road to Qatar- |
5 | 2022 年 1 月 27 日 | 日本 vs 中国 | AFCアジア予選 –Road to Qatar- |
6 | 2022 年 2 月 23 日 | 浦和レッズ vs ヴィッセル神戸 | 明治安田生命J1リーグ |
7 | 2022 年 4 月 17 日 | 千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ | プロ野球 パシフィック・リーグ |
8 | 2022 年 2 月 23 日 | 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ | 明治安田生命J1リーグ |
9 | 2022 年 2月 19 日 | 名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸 | 明治安田生命J1リーグ |
10 | 2022 年 2 月 19 日 | ガンバ大阪 vs 鹿島アントラーズ | 明治安田生命J1リーグ |
■プロ野球コンテンツが初の年間トップ10入り、パシフィック・リーグの視聴数が増加
一方、DAZN Japan史上初めてトップ10にプロ野球コンテンツが入ったことも2022年の特徴と言えます。7位に入った4月17日の千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ戦は、この試合の1週間前に史上16人目の完全試合を成し遂げた佐々木朗希投手が先発したことで大きく注目を集めました。プロ野球の2022年視聴数ランキングを見ても、パシフィック・リーグの試合がトップ10中5試合(うち佐々木朗希投手登板試合が3)ランクインしたことは、セントラル・リーグの試合が上位を占めた2021年とは異なる結果となりました。プロ野球の歴代視聴数は、伝統の一戦と呼ばれファンからの注目度の高い読売ジャイアンツと阪神タイガースの戦いを含む、セントラル・リーグの試合がトップ10をこれまで独占していました。パシフィック・リーグの一戦が歴代トップを獲得したことは、多くのプロ野球ファンが自ら応援するチームや選手の垣根を越えて、佐々木選手の偉業達成に関心を寄せたことが分かる結果となりました。
・2022年 プロ野球コンテンツ視聴数ランキングトップ10
No. | 配信日 | コンテンツ名 | リーグ名 |
1 | 2022 年 4 月 17 日 | 千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ | パシフィック・リーグ |
2 | 2022 年 4 月 10 日 | 千葉ロッテマリーンズ vs オリックス・バファローズ | パシフィック・リーグ |
3 | 2022 年 4 月 6 日 | 阪神タイガース vs 横浜DeNAベイスターズ | セントラル・リーグ |
4 | 2022 年 4 月 24 日 | オリックス・バファローズ vs 千葉ロッテマリーンズ | パシフィック・リーグ |
5 | 2022 年 4 月 2 日 | 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース | セントラル・リーグ |
6 | 2022 年 10 月 10 日 | 横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース | セントラル・リーグ |
7 | 2022 年 3 月 25 日 | 福岡ソフトバンクホークス vs 北海道日本ハムファイターズ | パシフィック・リーグ |
8 | 2022 年 4 月 3 日 | 読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース | セントラル・リーグ |
9 | 2022 年 10 月 2 日 | 千葉ロッテマリーンズ vs 福岡ソフトバンクホークス | パシフィック・リーグ |
10 | 2022 年 5 月 20 日 | 阪神タイガース vs 読売ジャイアンツ | セントラル・リーグ |
*ライブ+キャッチアップ(見逃し配信)+ハイライトの視聴数の集計となります*配信日は日本時間表記となります*2022年12月時点、当社調べ
■ F1™&日本女子プロゴルフツアーの配信が好調
その他では、3年ぶりに開催された F1™Honda日本グランプリにおいて過去最多のライブ視聴数を記録しました。前回の日本GP(2019年)と比較すると1.46倍となりました。2022年の日本グランプリは、久しぶりの開催というだけでなく、角田裕毅選手がF1™ドライバーとして初の母国凱旋、レース結果次第で年間王者決定など多くのファンの興味を引く話題が多かったことも視聴数増加につながったと考えます。また、36試合を配信した日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーでシーズン終盤の視聴数が、配信当初の3月に比べ1.36倍となりました。近年、JLPGAは若手選手の活躍が目立ち注目度は高まるばかりです。そんな話題のツアーを予選ラウンドから決勝ラウンドまですべてを配信したことも、好調な視聴数を獲得できた要因だと思われます。
■スポーツファンの多角的な視聴が顕著に
特に2022年には、スポーツファンの皆様に自分の好むジャンル以外にも様々なジャンルのスポーツを楽しんでいただきました。DAZN Japanのプロ野球視聴数1位になった佐々木選手の4月17日の千葉ロッテマリーンズvs北海道日本ハムファイターズ戦とパーフェクトピッチが続いた試合は、プロ野球ファンの方々のみならず、サッカー、モータースポーツ等、他のスポーツファンからも視聴されました。DAZN Japanでの歴代視聴数1位になった「AFCアジア予選 -Road to Qatar-」のオーストラリア vs 日本戦は、サッカーファンに加え、DAZNを利用されている多くのスポーツファンから視聴されました。注目試合のライブ配信のみならず、試合後のハイライト視聴や関連オリジナルコンテンツの視聴にも同様の傾向が見られ、これは、幅広いスポーツコンテンツを多角的にお届けしているDAZNならではのサービスを多くのスポーツファンの皆様が活用いただけた表れといえます。
■DAZN Japan オリジナルコンテンツ
DAZNでは試合がない日も多角的にスポーツコンテンツをお楽しみいただけるよう、オリジナルコンテンツの制作・配信も多数行っております。スポーツ、そしてエンターテインメントの要素もたっぷりに、1週間を通してDAZNを見ていただけるようプレミアムなコンテンツをお届けしております。
オリジナルサッカーコンテンツとして人気を博す『やべっちスタジアム』でMCを務める矢部浩之さんと、DAZN Japanオリジナルコンテンツ内視聴ランキング1位を記録した『内田篤人のFOOTBALL TIME』でMCを務める内田篤人さんがオリジナルチームを結成しフットサルで対決した特別企画『やべっちvsウッチー ガチンコフットサル対決』を配信しました。DAZN Japanのオリジナルコンテンツ番組対抗試合は多くのファンの方々に好評をいただきました。
また、日本時間11月19日に開幕した『FIFA ワールドカップ 2022 カタール』の開催期間中には、『FIFAワールドカップ カタール 2022 ハイライト』、毎朝前日の試合をレビューする『FIFAワールドカップ カタール 2022 デイリーレビュー』、Jリーグでおなじみのジャッジリプレイ特別版『FIFA World Cup™ ジャッジ リプレイ』を配信し、高視聴数を記録しました。ハイライトという短いフォーマットでお届けした試合は、ファンの皆様の忙しい日常の中、FIFAワールドカップをより気軽に楽しんでいただくことができ、好評をいただきました。特に毎朝8時に配信していた『FIFAワールドカップ カタール 2022 デイリーレビュー』は前日の試合を元日本代表選手やエキスパートを含めた豪華解説者陣によるいち早い深堀り、そして翌日の試合の見どころなどをたっぷりとお届けした番組は、興奮冷めやらぬファンの皆様に連日大好評をいただきました。
オリジナルドキュメンタリーシリーズに関しても、FIFAワールドカップ史上、特に印象深い出来事を深堀りしたドキュメンタリー3本、元ブラジル代表ロナウド『フェノーメノ:怪物ロナウドのW杯(THE PHENOMENON)』、故ディエゴ・マラドーナ氏の『マラドーナの凋落:94年W杯アメリカ大会(MARADONA: THE FALL)』、カメルーン代表チームの『不屈のライオン:90年W杯カメルーン代表(GREENLIONS)』と、グローバルにネットワークを持つDAZNだからこそ制作が可能なコンテンツを配信しました。プロ野球では読売ジャイアンツを題材にした『2022 GIANTS -INSIDE-』、阪神タイガースの選手に密着した『虎の素顔』が好評を得ました。さらに、モータースポーツでは、F1の元最高権威者バーニー・エクレストン氏の半生を追った『Lucky!: F1界のドン バーニー・エクレストン 光と影』が注目を集めました。
<プレミアムな視聴環境提供のための様々なプロダクトアップデート>
より快適に、より便利な情報を、より多様な楽しみ方でスポーツを視聴いただくために、それぞれのマーケットのニーズを汲み取りながら、年間を通してプロダクトの開発に尽力しています。今年はDAZN Groupの新しいチーフ・テクノロジー・オフィサーであるサンディープ・ティクのリーダーシップのもと、50件以上のプロダクトアップデートをグローバルで行いました。
■DAZN NEWS
2022年には最新のスポーツニュースをお届けする『DAZN NEWS』の記事コンテンツをDAZNプラットフォームと連携したことで、スポーツニュースを確認しながらライブスポーツを観戦することが可能になりました。
■WATCH PARTY
家族や友人と一緒にライブスポーツの観戦ができる『WATCH PARTY』の機能をモバイルに拡大し、より手軽にスポーツを楽しんでいただけるようになりました。
■ペイ・パー・ビュー(追加有料コンテンツ)β版プラン
DAZN Globalでは提供してきた『ペイ・パー・ビュー(追加有料コンテンツ)』のβ版プランもDAZN Japanで初導入し、11月14日(日本時間)に開催されたメイウェザーvsデジのプレミアムな一戦をライブでお届けしました。
■支払方法拡大
キャッシュレス決済サービス『PayPay』ならびに『LINE Pay』への対応を開始し、ファンの皆様がもっと便利にDAZNを利用していただけるための様々なオプションにも力を入れ、より充実したサービスを心がけてきました。
<新規事業について>
DAZN Japanのエグゼクティブ・バイスプレジデント 山田学のリーダーシップのもと、新たな市場開拓にも注力してまいりました。各競技の興奮が伝わる試合のライブはもちろん、DAZNでスポーツを「観て」、DAZN MOMENTSでその興奮を「集めて」、さらにその興奮をファン同士で「共有」するー新しいスポーツのエコシステムの創出を目指しています。
■『DAZN MOMENTS』サービスのローンチ
”スポーツ動画配信サイトの、その先へ”に向けて2022年には新事業にも力を入れてまいりました。その一つが、3月24日にサービスを開始した、MIXI社と開発・運用を行うスポーツ特化型NFTマーケットプレイスの『DAZN MOMENTS』です。様々なスポーツをフィーチャーした商品の発売を行っており、スポーツファンはもちろん、NFT愛好者からも注目を集めました。
『DAZN J.LEAGUE MOMENTS』では明治安田生命Jリーグ2022シーズンの名シーンをピックアップしたアイテムを取り揃えた数々の商品を販売、ユーザーから高い評価をいただいております。さらに、2022シーズンのモーメントを1ミリも見逃さず、360°から楽しんでいただくために、2022シーズンのFC東京戦出場選手の活躍シーンを再現した『2022 MEIJI YASUDA J1 LEAGUE 360° EDITION』の販売も行いました。DAZNの独自映像で、華麗なゴールシーンなど迫力満点のシーンを360°の多視点から楽しめるアイテムです。様々な企業とのコラボレーションを通じて、Jリーグファンの皆様に愛されたモーメントをNFTとして楽しんでいただくための商品も発売いたしました。株式会社コナミデジタルエンタテインメントがパートナーを務める『2022明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』と『2022明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール』を『2022 KONAMI MONTHLY MVP & Goal of the Month』NFTとして販売しました。
また、10月5日には『セカンダリーマーケットプレイス』のサービスも開始され、ユーザー間での販売、購入が可能となりました。さらに、12月15日には『DAZN BASEBALL MOMENTS』もスタート。第1弾として『YOMIURI GIANTS 2022 SEASON』のアイテム販売が開始され、ジャンル拡大にも尽力しております。
DAZN MOMENTSの売上の一部は、選手や所属チームへ還元されます。そのためスポーツ産業の発展にも間接的に関わり、応援するチームの発展にユーザー自身が一役を担える側面があります。市場の活性化はもちろん、スポーツアイテムコレクター同士がコミュニケーションを取れる新たな場所としても活用されており、新たなスポーツとの関わりの手段としても注目されています。
■『ドコモスポーツくじ』のマーケティング協力企業に
さらに、9月にサービスが開始された『ドコモスポーツくじ』の、マーケティングを軸とした協力企業にもなっております。DAZNで配信しているJリーグの試合情報をふんだんにお届けする関連番組を活用していただき、DAZNのJリーグ関連オリジナルコンテンツで予習、そこから予想した『ドコモスポーツくじ』を購入、そして実際の試合をDAZNで視聴、と一層充実したスポーツの時間をお楽しみいただけます。試合以外でも多角的にスポーツを楽しめる一つの方法として注目されています。
■オフプラットフォームの活用でスポーツファンとのつながりを強化
YouTube、ソーシャルチャンネル(Twitter、Instagram、Facebook)、自社チャンネル、DAZNニュースなどの第三者配信をさらに強化してまいりました。試合前のビルドアップコンテンツから試合後のコンテンツまで、日本のスポーツファンのリーチとエンゲージメントを高めるための総合的なスポーツ体験を提供する環境を整えてまいります。
< DAZN MEDIA ー広告セールス>
2020年より本格的に開始した広告セールス。予約型の広告配信、DAZNオリジナルコンテンツでのブランドインテグレーション、DAZNソーシャルメディアでの広告配信やタイアップなども積極的に行いながら、2022年からは運用型によるプレロール広告配信もスタートし、DAZN上で配信するライブの価値を更に高めています。 広告主やパートナーに対して、より効果的かつ生産的にターゲット視聴者にリーチするための独自のソリューションを提供することで、売り上げが前年同期比38%以上の成長を達成しました。
<多様なパートナーシップを通じたイベントの開催>
■『DAZN渋谷DEサーキット』開催
3年ぶりに開催されたF1日本グランプリの決勝当日(10月9日)、東京都渋谷区の「渋谷横丁 in RAYARD MIYASHITA PARK」にて「DAZN渋谷DEサーキット」を開催しました。当日は多くのモータースポーツ、F1™ ファンが集まり決勝前のトークイベント、決勝レースをご覧いただきました。DAZNのパートナーとともにDAZNでF1™を視聴いただいているファンとのエンゲージメント向上を図るイベントとしてお客様満足度100%と成功を収めました。
■『ファッションブランドSOPH.とのコラボ商品発売&トークショー』開催
DAZNオリジナルドキュメンタリー『マラドーナの凋落:94年W杯アメリカ大会(MARADONA: THE FALL)』の配信スタートを記念し、ファッションブランドSOPH.とのコラボ商品を発売しました。また発売当日の11月11日には、東京都渋谷区の「SOPH. MIYASHITA PARK」にて大のサッカーファンとして知られるHIPHOPアーティスト・KREVAさん、スポーツジャーナリストで元プロサッカー選手の中西哲生さん、元プロサッカー選手で現在はYouTuberとしても活躍する那須大亮さんのトークショーを開催し、マスコミを含む関係者が集まりました。コラボ商品は発売から数日で完売と大好評を得ました。今後も、ファッションとのコラボはもちろん、リアルイベントの開催も増やしていき、スポーツライフの充実ならびに興奮をお届けするための施策を数多く実施していきます。
<女子スポーツの認知及び地位向上を推進>
DAZN は近年、スポーツを通じてダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)(=DEI)をサポートする活動をグローバル全体で推進する中で、女性スポーツの地位向上、また女性スポーツやアスリートの認知向上に注力しております。2022年も「UEFA女子チャンピオンズリーグ」、「WEリーグ」、「ラ・リーガ・プロフェシオナル・デ・フットボル・フェメニーノ(ラ・リーガ女子)」、「FA女子スーパーリーグ」を含む女子サッカー、「JLPGA」の女子ゴルフ、「FIBA女子バスケットボール ワールドカップ」の女子バスケットボールなど幅広いジャンルのライブ試合とDAZNオリジナルコンテンツを配信し、3月には「Women’s History Month」として、女子スポーツコンテンツにスポットを当て、「彼女たちの姿はみんなの力に」をテーマにさまざまなコンテンツを配信いたしました。
なかでも、女子サッカーの認知度拡大は驚くべきスピードを見せております。「UEFA女子チャンピオンズリーグ」の2021-2022シーズンの視聴数はDAZN並びにDAZN UEFA女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルでシーズンを通して6,400万以上を記録しました。特に、5月22日に行われたリヨン対バルセロナの決勝戦では、 DAZN並びにDAZN UEFA女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルで全世界360万人のライブ累積視聴者数を記録し、昨シーズンの決勝戦と比較して56%の視聴者増となりました。シーズン最後の3ヶ月間だけで、1,230万人以上のファンの方々がDAZN UEFA女子チャンピオンズリーグYouTubeチャンネルにて、試合のライブ配信、DAZNオリジナルコンテンツを視聴しました。これは公式YouTubeチャンネルでの無料配信など認知を向上させるための施策が多くの皆様に認めていただいたものだと考えております。ここで高い数値を獲得した実績のもと、積極的に女子サッカーのライツ獲得に力を入れ、スペイン女子サッカーリーグ「ラ・リーガ女子」、イングランド女子サッカーの「FAスーパーリーグ」、「FA女子カップ」などの放映権を獲得しました。*2022年12月時点、当社調べ
11 月には渋谷で行われた都市型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022」にて、公益社団法人日本女子サッカーリーグ・髙田春奈チェアや、株式会社メディアジーン・今田素子 代表取締役CEO・ファウンダー、EVERY DAY IS THE DAY・佐藤夏生クリエイティブディレクター / Co-CEOとコンファレンス『WOMEN IN LEADERSHIP – 女性視点が社会をアップデートする!』に参加し、従来の男性社会で構築されたシステム内で活躍する女性リーダーの視点や、今後変化をもたらすにはどのような意識変化が必要かなどを、DEIという観点だけでなくビジネス視点での取り組みなどについて意見を交わしました。本セッションに向けてオリジナルで制作した啓蒙ムービー「Respect is Knowing」及び、当日の様子は下記よりアーカイブ映像をご覧いただけます。
■コンファレンス『WOMEN IN LEADERSHIP – 女性視点が社会をアップデートする!』
https://social-innovation-week-shibuya.jp/report/8994/
■ メッセージムービー「Respect is Knowing 2022」(尊重は知ることからつくられる)